新入社員を迎えて考えた、「お互いに選び合う採用」という考え方
私は新卒でnano.に入社しました。
それから5年が経ち、
今年も新たに7人の新卒が、nano.に入ってくれます。
内定式を終えて、私が強く感じたことがあります。
それは、会社と同じ目線で人を迎える立場になっていたということでした。
「この子の人生を背負うんだ」
そんな言葉が、自分の中で自然と浮かびました。

今回の新入社員の一人は、かつて私が配属されていた会場で
一緒に働いていた1キャストでした。
19歳のときにイベントの期間限定採用として出会って、
「nanoが好き」と言ってくれて、
結婚式の仕事もやってみたいと
婚礼のキャストへ仲間入りし、
さまざまな現場を一緒に経験してきました。
勉強もできて、
きっと将来の選択肢はたくさんあったはずです。
それでも彼は、nanoでの仕事への向き合い方、
人に“きっかけ”をつくること、
そして自分自身が“きっかけをもらった存在”だったからこそ、
「今度は自分がきっかけをつくりたい」と、この会社を選んでくれました。
悩み、模索している姿を見てきたからこそ、人生のターニングポイントを選ぶときの「迷い」と「覚悟」が、どれほど大きなものかを、肌で感じました。
私たちの会社は、
「いいやつ採用」をしています。
ひたすらに、やりたいことは何か。
どんな人になりたいのか。
前向きに人生と向き合っているか。
この人と人生を一緒につくれたら面白いか。
nanoでしたいことを、一緒に見つけていく。
それは、
お互いに選び合う採用です。
採用というと企業が人を選ぶもののように思われがちですが、
大前提として、学生が「ここで人生をつくる」と選んでくれている。
その感覚を、今回の内定式で強く実感しました。
内定式の日、私は思っている以上に、心が動いていました。
一人ひとりの映像や言葉に触れる中で、心に残った感情は、
「この人たちの人生と向き合っていくんだ」という実感でした。
親御さんからのメッセージ、これまでの成長の記録。
それらを見たとき、責任の重さと同時に
「絶対に応えたい」と思える感情が、自然に湧いてきました。

それは決して、私が一方的に感じたものではありません。
私自身が、会社にそうしてもらってきたからこそ
浮かんだ感情だと思います。
私に関わるすべてのことを、同じ温度感と密度で考えてくれる会社がある。
私が何をしたくて、
どう生きていくことが自分のためになるのか。
それを、私以上に向き合い続けてくれた
5年間がありました。
この会社には、
一人ひとりの覚悟や背景を受け取り、一緒に背負おうとしている人が、たくさんいます。
そう信じられる時間でもありました。
これから先、楽しいことばかりではないと思います。
きついことも、しんどいことも、きっとある。
それでもここは、
たくさん頼っていい場所で、自分らしく、
生き生きと働く形を一緒につくっていける場所だと、私自身、改めて感じました。
内定式はゴールではなく、覚悟が重なった「はじまりの日」です。
この日感じた気持ちを忘れずに、
これからもnano.にいる一人ひとりと真っ直ぐ向き合っていきたいと思います。
